すでにモダフィニルは医薬品として認可がおりています。その前に書いたものですので、その点お気をつけて以下、お読みください。なお、リタリンはうつ病の適応症からはずれます。詳しくはググってくださいねー。
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ナルコレプシー(Narcolepsy)という病気をご存知でしょうか。人口の0.2%に満たない程度の患者がいるという、けっこう稀な病気です。って別に前置きもあったもんじゃないですが、それにまつわるお話です。
ナルコレプシーというのはすんごく骨抜いて簡単にいうと「眠り病」ってやつです。その症状をまたしても簡単にいうと、たとえば普通にしゃべってるときにストンと寝ちゃうとか、発作的に眠りに入ってしまうという、傍目にはおねむりさんな感じです(とかいうと怒られますのでもうちょっと突っ込みたい方はこちらをごらんあればよろしいかと思いますのでリンク先へどうぞ)。
んで、このナルコっていうのは脳波測定をすると本当にこの病気なのかどうか、というのがわかると言われています。というのも、起きて(覚醒状態に)いる普段の日中にレム睡眠だかノンレム睡眠だか(ここも飛ばしますが、なんとなくお解かりですよね)がストーンと入ってきて、カクーンとなっちまうっていうわけで、その波長を計測することによってこの病気に当てはまるか、みたいなことが大体わかる、というわけです。
なんでこんな話をいきなりか、というと、ちょうど今、厚生労働省がパブリックコメント(通称、パブリッコもしくはパプリコ/嘘ですよ、パブコメって普通言います・笑)を募集している「モダフィニル」という薬に関連するお話だからであります→件のパブコメはこちら)。
ナルコレプシーという病気に対する治療方法は、基本的には精神刺激剤(平たくいうと覚せい剤なんですが……とかいうと誤解を招くんだよなあ……ってことで後述、もしくは次エントリにまた書きますが、日本の法律によって定められている覚せい剤というのはメタンフェタミン・アンフェタミン及びその塩類、と定められているので、法律用語での覚せい剤ではなく、薬学における覚せい剤という定義で、ってことです)によって日中の突発睡眠発作を抑えられる、とされていて、日本のナルコレプシー患者、あるいはうつ病治療において物議を醸しまくりの「リタリン(塩酸メチルフェニデート)」という「日本で臨床に常用できる唯一の覚せい剤」とすら医学書に書かれている薬を処方し、それでなんとかする。というのが一般的、というかそれしかないんですね、現在。脳のアッパー神経伝達物質(ドパミン・ノルアドレナリン、とか。D2レセプター、NAレセプターの選択的再取り込み阻害なので、って知らない人意味わからないだろうなあ、すいません)を多く分泌させて、覚醒状態を保つことによって睡眠発作を抑える、という対症療法的/予防的処方でなんとかしている、という状態です。
で、話がちょっと戻りましてようやくタイトルの「モダフィニル」という成分の薬の話に入れます。前口上がいつも長くて下手に難しくなってしまってすいません(もっと突っ込みたい興味な方はググってください)。
「モダフィニル(あるいはモダフィニール)」はフランスのエル・ラフォン社が70年代に開発し、商標「モジオダール(アメリカではプロヴィジル)」として販売している薬でして、日本ではまだ厚生労働省が認可薬品としていませんが、海外ではそのナルコレプシーに対するリタリン以外のチョイスとして医者が処方できる、広義での「精神賦活剤・中枢神経興奮剤(これも平たくいうと覚せい剤、なんですがもう誤解を招くと思うので、本当に興味のある方は調べて頂きたいと思います。書き出すとキリがないのでお許しください)」として知られています。
ってキリがなくなってきたので、また次のエントリで(笑)。すいませんねー、キリのいいところで尻切れ。
