
■Yoshinori Sunahara and Hibiki Tokiwa - Limited Edition Not For Sale(TRS-001)
元・電気グルーヴの砂原良徳氏と、Animal of Airsブランドで知られるフォトグラファー・DJ・デザイナー、常盤響氏によって作られた、“限定非売品”と銘打たれた名盤。金盤と銀盤の盤面色違いが存在しており、微妙に中身も違いますが、こちらの入手したものは金盤の方のみ。でもどうやら銀盤が正式らしいのですが、基本的には中身はそこまでかわらないとのこと。
さてこの作品、全編にわたって、カットアップ・コラージュで作られているので著作権上クリアできない問題がありまくりです。「“NOT FOR SALE”って書けばあとで『これは配布用です』って逃げられるでしょ」(砂原良徳インタビュー『ele-king』vol.10より)との理由で、現在でも非売品扱いとなっています。
そもそもこの作品は、それまでシンセサイザー・テクノのレーベルとして知られていたトランソニック・レーベルが、テクノからモンド、ラウンジへの方向転換をするきっかけとして記念的に作られたものです。
肝心の内容はといえば、古今東西様々なレア音源ばかりをカットアップした33トラックのミックス。LSD体験を記録したというアナログ音源やらなにやら、ネタ元は到底素人には調べられないものばかりで、豪華(でも著作権は無視)なものとなっています。ネタの中には、電気グルーヴ『A』に使われたサンプルも含まれていたりします。
モンド・ラウンジミックスとして、傑作中の傑作だと言われているものの、希少非売品でそうそう手に入りません。オークションで出品されていてもトンデモなプレミア価格です。見つけたら高値を出しても聴いてみて損はありません。激オススメの一枚です。
