えー、はじめて精神科に通院するきっかけとなったのは、パニック障害による恐慌発作が何度か起こったことで、さすがに耐えられなくなったからでした。高校二年の終わりか三年のはじめごろだったと記憶してます(あんまし当時の記憶がないんで時期は曖昧)。
パニック発作というのは、体験したことのない人の想像を絶する症状です。どうなるかというと(僕の場合)、まず不安感がいつもより強くなってくる、ないしは予期不安(もうすぐ急激な不安感がやってくるのではないかという感覚)が訪れ、その数分後に“恐慌”と形容するのがピッタリあてはまるとてつもない不安感が急激にやってきて、同時に過呼吸を併発したりすることで「このままだと死ぬ死ぬ死ぬ…(延々ループ)」といったネガティヴな感情が、数分の間、本来正常な思考をジャックするのです。発作自体はそんなには長くなかったのですが、その時間の長く感じること。頭が真っ白になるという言葉があるけれど、それの反対のような感じ。頭が真っ暗・不安思考の嵐に見舞われるのです。これはとてもつらくて耐えられるものではなかったですねえ。ハンパじゃないですこれ。
医師に症状を告げて抗不安薬を処方してもらうと、予期不安の段階で薬を服用できるので多少の症状からの回避ができましたし、また症状をすぐに抑えられる薬を持っているという安心感で、発作までいかなくなるようになりました。また当時、SSRI(パキシル:パロキセチン)の臨床認可が下りたのですが、それはパニック障害にも有効らしいということで追加処方をされました。
実質、パニック障害を患っていたのは一ヶ月や二ヶ月、発作が合計で5回ほどだったので、まだましだったのでしょう。とにかくこういった場合は、早めに医師に相談すべきだと思います。
うつ状態は単極的な無気力、無感動が主になりますが、パニックは発作の苦痛が急激すぎるので、長引くならばとても耐え難い症状に違いないと思います。
パニックに即効的に有効なのは、ベンゾジアゼピン系(チアノジアゼピンとかまあ似たようなものだろ)の抗不安薬です。ワイパックス(舌下投与が唯一可能な溶けやすい錠剤)、デパス、ソラナックス、レキソタン、セパゾンなど多くの抗不安薬が有効なようなので、医師と相談して種類を試しました。僕の場合はソラナックス(0.8mg錠)が一番効いたように記憶しています。個人差があるとは思いますが。
うつ病(感情障害)に伴って不安・脅迫神経症、パニック障害などはしばしば併発するようですから、自分がこういった恐慌発作に見舞われたらば、すぐに医師に相談すべきだと思います。僕は何度かの発作体験以降は、パニックに襲われたことはありません。基本的には薬で抑える、もしくは治っていくものだと思いますから心配を重ねることはないかと思います。
ただ、しつこいようですが、パニック発作ほど苦しかった経験は僕にはそうありません。周りにパニックを患っている人がいたなら、少し気を向けてあげてほしいと思います。しかし、ほんとにこの国は精神医療には問題多いなと思いますね、自立支援法しかり。コイズミ国王にはどうにかしてほしいものです。
