タワレコ渋谷店のJ-Popを扱う二階フロアの本コーナーにて、『植物性アッパー/コカイン』などという、ここはレゲエ兄ちゃんやらスノッブ証券マンはいねえですよ的、かつJ-popと何ら関係ないだろう(と、おもわれるだけであって、現実はもっとススんでるのかもしんないが)本が平積みになっているのを発見、よく分からないがとりあえず買ってみました。買ったわたしの行動の方が不可解で職務質問に遭いませんでした。残念でした。
そんなわけで舞い込んできた(吸い込んでませんよ)、コカインについて延々書いてあるこの本。数時間で読了しましたが、かなり面白いものでした。ジャケ買いで当たったような感じがするのはレコード屋で買ったからでしょうか。このシリーズは「聖なる植物 大麻」「コカイン」からはじまって、いくつもあります。みんなおもしろく、これはおすすめ。あとは「セックス」とか「アルコール」とかも。
以下、書評です。
「コカインそのものに興味がなくとも十分に面白い一冊」
大抵の場合、薬物を扱う書籍には、それが合法であろうと非合法であろうと、一様に内容に偏りがあると言える。この本はいろいろな角度から、きわめて客観的にコカインの歴史、実態、化学的知見・社会との関わりなど……多くの厳選されたと言えるだろうトピックを一書にまとめることに成功している。
総じていままでになかった軽めのコンセプトで読みやすく、文章も平易でわかりやすい。誰でもひっかかることなく読めるので、テーマに関心のある方はぜひ手に取ってみてはどうか。
ともあれ、バランスの取れた稀有な本と言える。ちとばかり売れなさそうなのが実に惜しい。
freebaseの由来をこの本で初めて知りました。うん、面白い一冊ですよ。興味ある人もない人もぜひ。全シリーズよいです。
