旅女子日記:いきなり第10回:一時帰国変

 なぜかいきなり4回から10回にワープ。みなさんもわからないでしょうが、僕にもわかりません。なぜなら旅女子さんはかなりアシッドヘッドな人だから。  曰く、「一時帰国です。大阪編を一気に2つ送信します。旅日記「10」っていうのは送っていないアメリカ編が4コあるからです。お楽しみに☆」。いくら☆マーク使っても無駄なのは、みなさんもご承知の通り。前フリはこんなもんかな?では、ご覧あれよ。 ---------------------------------------- 「きっと暴動が起こるよ!だって阪神が18年ぶりに優勝するんだよ!」  友達からのメルを受けて、是非その暴動っぷりが見たい。ていうかむしろ参加したい!という理由で14日深夜、アメリカはサンフランシスコから関空に急遽、世界一周を中断し、一時帰国。

 15日早朝、難波駅近くの自分的深夜野宿スポットの某マンション駐輪場を出て、自分的早朝野宿スポットのOCATバスターミナルに移動しようとすると、目の前の道に猫が横たわって死んでいる。という大阪のごっつい洗礼を受ける。  途上国などへ行くと、まず洗礼として普通に下痢をする。という風習がありますが、大阪では唐突に死体。という洗礼を受けました。普通にちょっとショックでした。  そして友達を待ちつつバスターミナルでグーグー寝ていると、突然沸きおこった割れんばかりの大きな拍手で起こされる。この日は新しい長距離バス路線が開通するらしく、式辞、テープカットの後、30人余りの興奮気味の鉄っちゃんが大騒ぎしながら我先にと新路線バスへ乗り込む。  うるさいなぁ!静かにしようよ!(公共の場デショ?)、こっちは寝てんだよ!(公共の場だけどネ!)とか、ゲンナリしていると、先ほどからこちらをチラチラ見ていたターミナルスタッフに、「(長時間、下を向いて座っていますが)体調は大丈夫ですか?」とか普通に心配されて声をかけられる。うわー!!!知らないヒトに心配かけさせちゃって、すいませんすいません。野宿してただけです。公共の場で。わざわざ声をかけてくる。という点が、人情の町、大阪。だねぇ。とか想う。ていうか頼むから話しかけるなよ。寝かせてくれよ。いやマジで。  そしてようやく来た友達に連れられ、ディープ大阪「天王寺」浮浪者街へ。第1スタンプラリーポイントとして、天王寺動物園近くの、毎日開催、屋外(路上)カラオケ喫茶へ行く。1曲200円。ドリンク120円。TVカラオケ画面を見ながら赤ら顔の浮浪者、マイク握り締め演歌熱唱。タンバリンと拍手喝采鳴り止まず。スピーカーはBOSEとかでガッチリ音出し。専属PAもいます。電力はジェネレーター使用の自家発電。かなり遠くにも歌声は響き、浮浪者をバカにする意味では無く、単純にソノ状況がおもしろ過ぎて、咳とか鼻水が止まらない勢いで爆笑しつつ見学。マイクを向けられるも、謹んで辞退する。シャイな上に小心者なんです。  そして周辺の、拾ってきたと思われる品々を路上販売する1坪ショップを横目に、第2スタンプラリーポイント「新今宮」へ。  駅前に広がる100店はあると思われる屋外フリーマーケット。そしてほんのりおしっこ臭(アンモニア臭とか書いてくれ>旅女子Y子)。もちろん店の商品は拾って来たモノと思われる。  ただ、何店かはグッチ、ヴィトンなど仕入れ系偽ブランド品を売る本気店。わざわざコレを目当てに新今宮まで来たと思われるヤンキーカップル客、意外に多し。  村上隆デザインの、笑顔サクラ満開の絵柄の傘を見つけて衝動買いしそうになるも、日本にいる時の私のカッコはギャルなので、知らないヒトに「あのヒト、本気で持ってる」とか思われると恥ずかしいので泣く泣く止める。「そのカサ、ニセンエン、だ。ヤスイー。」店員はカタコトでした。  エロビデオ屋も多し。生テープにタイトルテプラ貼り。客も、真剣な面持ち。私は女子なので全く興味は無いのですが、連れの男子組はまんまと喰いついた挙句、  「大阪土産として、どう?」とか勧めてくる始末。誰に対する、どういう土産なんだよ。  近所に住んでいると思われるお母さんが、スーパーマーケットの袋を提げて自転車に子供を二人乗せてフリーマーケットを突っ切って行きましたが、このようなイイカオのオッサンの集まる町で幼年期を過ごす子供。というのはどのような大人になるのでしょう。  海の近くで生まれて、海の近くで育った人間の心象風景は「海」になります。イイカオのオッサンの集まる町で生まれて、イイカオのオッサンの集まる町で育った人間の心象風景は、超カオスなのではないかと勝手に超心配したりする。でも確実に私の人生より笑顔が多そうだよなぁ。とか少し羨ましく思う。羨ましいか?気をつけます。  しかし私のやってるコトは不謹慎きまわり無いコトですかね。不謹慎万歳!  そして第3スタンプラリーポイント、「岸和田」だんじり祭りへ!  ウワサに聞いていただんじり。だんじりの為だけに、仕事もソコソコに1年を。ていうか一生を費やすオッサンも沢山いるというだんじり。町内対抗の争いでもあって、祭りの最中にケガ人、時には死人が沢山出るのは当たり前として、祭りの後にだんじりに関しての町内をあげてのケンカが勃発したりもするというだんじり。岸和田出身の指名手配犯も、この時期だけはこっそり地元に戻って来たりしているというだんじり。  関西中の露天、全部集まって来ているんだろうなぁ。と思われる、りんごアメ、綿菓子、お面などを売る浮かれた夜店街を抜け、だんじりコースの観光ポイントまで駅から歩く。  毎年確信犯的に壊れる家とかあるんでしょう。とか言ってるウチに、町内の名前入りのハッピを着た集団が威勢のイイ掛け声と共に駆け足でやって来た!  300人程のちびっこに女子に青年が綱を引っ張る、高さ約4メートル程もある巨大な一つの神輿(だんじり)が曲がり角手前で一旦スピードを緩める。落ち着いて、足並みを揃え、皆の息が揃ったのを確認してから一気に曲がり角を駆け抜ける!!!!  走る!走る!走る!曲がる!曲がる!曲がる!ていうかだんじり、角のビルにギリギリぶつかりそうなんですけど!ていうか走り抜けられなかった何人かが、道路にゴロゴロ転がっちゃってるんですけど!ていうか足元おぼつかなかった何人かが、だんじりを引っ張る綱に、完全に引きずられちゃってるんですけど!そして道路角ギリギリで見学していた我々も、だんじりに巻き込まれそうになって超怖かったんですけど!!!!  放心状態のカオしたまま、既に意味も分からず走ってる曳き手。クチが半開きの曳き手。瞳孔開いちゃってる曳き手。何気に足を引きずってる曳き手。そして何故か多いB風女子の曳き手。ニコニコの曳き手。ヨボヨボの曳き手。みんなみんなランナーズハイ状態で、既に前しか見えていません!  この日の岸和田の気温は32度。私が少し歩くだけで汗が吹き出てきます。頭上が暑いです。足元がフラつきます。日射病、一歩手前。そんな中でも、だんじりは、止まりません!ぐるぐるぐるぐると、1日中、朝から夜まで、岸和田という町を走ります!ていうかだんじりは止まれないし、止まらないし、走り抜けるしか無いのです!その姿には脅威というか、感動すら覚えます。涙が出そうです。爆笑で。アホ過ぎて。私もだんじり、曳きてぇー!!  そして興奮さめやらぬまま、とうとう最終スタンプラリーポイント、道頓堀へ!!阪神優勝を祝え!!(11に続く)

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コメント (1)

なんか、西原理恵子の「ぼくんち」を彷彿とさせて良いですね。

投稿者: ueda | 日時: 2003年09月24日 06:22

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